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先見日記

先見日記とは 先見リメ[ス

2007 Aug 29
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首相官邸と文藝春秋
自宅にて

 このところまた腰痛に襲われている。ギックリ腰はもう中年以降10回ほど経験しているから、日常生活でも危ない姿勢のときは無意識にも用心する。そこからだんだん年寄りの腰つきになっていくわけである。
 今回はギックリという突然のことではなく、徐々に侵入してきた腰痛だ。侵入されたら抵抗は難しい。じっと耐えて、できるだけ垂直の重力は避けて横になる。あいつまたサボっている、と思われるような姿勢を繰り返す。そうやって腰を休ませて、ソレが出て行くのを待つしかない。最低1週間はかかる。でもまったく動かないのもいけないようで、ときどきゆっくりは歩いた方がいい。

 テレビを見ていたら、細木数子番組に出ていた舛添要一氏が、このところ腰痛だといっていた。まだ組閣の前で、27日に何事かが始る、と確信的にいっていた表情は、いま思うと暗に内定されていたのだろう。
 その組閣の日、テレビでは朝の玄関先にゴミ出しに出てきた舛添氏にメディアがぶら下がり、いまのお気持は、とか訊いている。その時の舛添氏の玄関先での動作が、腰痛を抱えた人の腰つきで、微妙だけど、経験者にはすぐわかる。何となく共感した。これまでこの人にとくに共感することなんてなかったのに、人間なんて妙なものだ。

 その日ぞくぞくと大臣が決り、その現場がテレビに映し出されていた。あれは報せがくるのを、事務所などで待機してるんですね。その瞬間を待ち受けて、それぞれ報道陣が取り囲んでいる。何だか芥川賞みたいだ。で、OKの電話だと、すぐその足で首相官邸へ駆けつける。これも似ている。芥川賞の場合は官邸ではなく文藝春秋本社だが、様子は同じだ。なるほど、組閣というのは芥川賞作家が一挙に20人近くも生まれることなんだ。直木賞と分けて10人ずつか。中にはモーニングまで用意したのに外れたという人もいて、テレビに同情されていた。人生、照る日もあれば曇る日もある。

End

















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