地域ブランドって?
函館の自宅にて
(先週からつづく)
いかめしを食べながら、地域ブランドについて考えてみました。
ですが、実はまださっぱり分かってません(笑)。そもそも僕自身、いわゆる「ブランド」なんてほとんど興味がないので、それをありがたがるというリアリティを持てない所為かもしれません。
ただ、自分がハコダテで暮らし、よその街へ行ってハコダテ出身だといったときの周囲の人からの反応を通して逆に感じる、この街のブランド性というのは、否応なく認識しています。シュリンク(縮小)してはいるけれど、ハコダテは特に観光面での強力なブランドとして、いまだに神通力を保っている――だからこそ、改めてちゃんと考えていかないと、ちょっとした「つまづき」でアッという間に失墜するおそれがあることを、こないだの「白い恋人」の一件は物語っていたといえるでしょう。そして、いったん失墜したブランドは、そう簡単に復活できないことも、よく言われていることです。
さて、地域ブランドというのは、一括りにできないいくつかの側面があるようにも思います。まず第一の側面としては、地域の名産・特産が地域の枠を超えて社会全体に認知され、流通するようになる、いわゆる商品的なブランドですね。北海道といえば○○、ハコダテといえば□□、という奴です。と当時に、この商品的なブランドがいったん確立してしまうと、今度はブランドが地域のイメージを規定し、それを補強するようになっていきます。それが、地域そのもののブランド化という第二の側面です。
北海道そしてハコダテは第一と第二の側面がうまく噛み合ってきたことから、地域ブランドとして随分と幸福な状況にあったことは間違いないでしょう。でも、このまま安穏としていられないだろうな、とも想像できます。意地悪な言い方をするなら、ブランドなんて所詮「ラベル」に過ぎません。他と代替可能なら、たやすく流行り、廃れてしまうものです。
でも、都市や地域という生活世界は本来、ファッションや食品のブランドのような市場世界での流行り廃りとは相容れない部分が確固として存在しているはずです。もし、地域ブランドを単なるラベルとしてではなく、他と置き換えることのできない、その地域「ならでは」の、その地域「にしかない」価値として定義し直すなら、それを発掘したり創出したりしていくことは、表層的な小手先のデザインだとかで何とかできるものじゃなく、相当に根気のいる作業が必要になっていくんだと思います。
自分がいま色んな人と取り組んでいる活動を、地域ブランドをつくるなんて意識ではあまり捉えていませんでしたが、もしかすると終局的には何らかのブランド的な価値をみんなでつくり上げていくことにつながっていくのかもしれません。そんな想いも込めて、サイトでは数日前から、こんな試みを始めたところです。
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