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先見日記

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2008 Jan 8
大平健
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新しいモノたち
東京にて

 あけまして、おめでとうございます。

 こうやって電子媒体でご挨拶って、いいなあ。プライベートにも、出来れば、暮れの内から新年の挨拶を書くなんていう無意味なことは止めて、若者たちみたいにブログやメールで、ちゃんと年が明けてから挨拶をするというふうにゆきたいものだが、なんだか波に乗り損なっていて、実現していない。

 さてオオヒラの新年は、ヘリQの秘密離陸から始まった。
 実は、これ、友達からのクリスマス・プレゼントだったのだが、貰って直ぐに電池を入れてリモコンのボタンを押し、プロペラがくるくると回りだした途端、目をランランと輝かせた猫たちが近寄ってきて……確かに、彼らからすれば、これってトンボの一種にしか見えないわけで、一撃を加えたくなるのは分かります。でも君は違うよねと、試しに、遠慮深げに眺めているダックスに、匂いを嗅がせてやろうとしたら、いきなりカプしそうになる。おい、お前もかい。
 というわけで、しまいこんで、試験飛行には及んでいなかったのである。皆(犬猫)が寝こけているのを幸いに、ひとり自室に籠もり、スタート。いやあ、面白いようにぶんぶん飛びます。昔、チョロQに出会ったとき以来の楽しさ。
 ちなみに、このヘリQ。何処製かの表示がありませぬ。幼児のいるご家庭同様、ウチのように犬猫の いるご家庭でも(口に入れる可能性大につき)少々心配であります。

 さて、オヤジの怪しい気配に気付いた猫たちがドアをカリカリし始めたところで、飛行実験は終了。ぶらりと散歩に出た。家を出てから、そう言えば、街の噂で近所にMoMAのショップが出来たと聞いたなと思い出して、行ってみると、ワァ!
 いきなりブルーノ・ムナーリの「フォークランド」が目に入る。簡単に言えば、ストッキングの素材で輪っかをつるしたランプなのだが、こういう有名作品をぽんと展示して売っているのがなんだかスキャンダラスな感じ。埃がついて、すこし黒ずんでいても、家庭状況が違っていたら即! 買っていただろう。そう、これまた犬猫の好奇心をそそるとしか思えないモノなのである。まさか、自室でこっそり点灯しても仕様がないし。
 代わりに、フランク・ロイド・ライトの(多分、窓の)デザインを使った栞を二つと、くるくる回るとしか説明の仕様がない(スミマセン)キー・ホールダーを買った。
 それから、ポップ・アップ式のニューヨークの地図も。僕は19世紀のニューヨーク関係の本を読むのが趣味なのだが、この街は東京みたいに無意味な地名変更を殆どしていないから、21世紀のこの地図といえども、小さな通りの名前も全部書き込んであればこそ、今まで、位置関係がピンとこなかった「キャナル・ストリートとオーチャード通りの角に悪漢が立っていて……」なんて記事も、「そーか、ここね」という風に調べられるのである。

End

















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