2002年ニュースリリース

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2002年5月23日カード決済総合ネットワークCAFIS®
IP(インターネットプロトコル)による接続を開始 〜IP対応に合わせ、ディジタル64Kbps専用線の接続料金を改定〜

株式会社NTTデータ

 (株)NTTデータ(本社:東京都江東区 代表取締役社長 青木利晴)は、平成14年10月1日より、カード決済総合ネットワーク「CAFIS®」(キャフィス)への接続手順(プロトコル注1)として、新たにIP(インターネットプロトコル注2)に対応します。IPでCAFISに接続するために、NTTデータではCAFIS専用ネットワーク(CAFIS IP-VPN注3)を構築します。IPはインターネットなどで標準的に使用されている汎用的なプロトコルであり、IPを使用することにより、処理の高速化を実現するとともにCAFIS接続用システムの構築が、従来CAFISで対応している手順を使用する場合よりも容易となり、また接続に必要なハードウェアなども汎用的な製品が使用できるため、利用者(加盟店・クレジットカード会社など)でのCAFIS接続のためのシステム構築費用が削減されます。
 IPへの対応と同時に、NTTデータでは、IP接続利用促進のため、CAFISに接続する回線のうちIPに適したディジタル64Kbps回線利用時のCAFIS接続料金を、従来の約50%に改定します。(IPだけでなく、ディジタル64Kbps専用線を使用し、従来の手順で接続している加盟店・クレジットカード会社なども対象となります。)
 今回の対応により、NTTデータは、CAFISに接続する利用者のシステム構築の負担を軽減し、より低コストで利用可能な決済ネットワークを提供します。
 
【CAFISについて】
 NTTデータが提供するCAFISは、クレジットカード会社、金融機関、企業、加盟店の相互間で、クレジット情報(与信照会、売上など)及び、デビットカードサービス、コンビニCDサービスなどの資金移動情報をオンラインで中継するカード決済総合ネットワークです。
 昭和59年2月よりサービスを開始し、利用者数は、加盟店約1400社、カード会社約150社、金融機関約1600社(個別信用金庫・信用組合・労働金庫・農協を含む)、月間取引量は約9000万件(2002年3月現在)という日本で最大のカード決済総合ネットワークです。

【IP対応について】…別図1参照
 現在、CAFISに接続するシステムは、データを流すプロトコルとしてCAFIS独自手順もしくはX.25手順注4を使用しています。これらの手順に比べ、IPはインターネットなどで広く使用されている汎用的なプロトコルであるため、システム構築がCAFIS独自手順・X.25手順と比較して容易であり、かつ接続に必要となる通信機器なども、安価に入手可能(例:通信機器にかかる費用:現状の約4分の1に軽減)であるなど、CAFISに接続する利用者側でのCAFIS接続システム構築にかかる負担が軽減されます。また、IPでの接続を行なうためのCAFIS専用ネットワーク(CAFIS IP-VPN)を構築し、全国にアクセスポイントを設けます。
 さらに、IPへの対応により、一取引にかかるCAFIS処理時間は約0.13秒注5となり、現在の0.9秒注6より短縮され、高速な処理が実現します。(CAFIS処理時間は、接続条件などにより異なる場合があります。)

【CAFIS接続料金の改定】…別表1参照
 今回新たに対応するIPの利用促進のため、現在提供しているCAFIS接続回線のうち、IPでの使用に適したディジタル64KbpsでのCAFIS接続料金を改定します。この改定により、接続料金が従来の約50%となります。(従来の手順で、ディジタル64Kbps専用線で接続している利用者も対象に含まれます。)
 さらに、価格の改定に際しては、実際の取引量に合わせた段階的な接続料金を新たに設定しました。(1回線あたり5万円/月〜。)

【今後の展開について】
 今後NTTデータが提供するCAFISでは、IPの汎用性・拡張性を活かし、フレッツADSL注7などのブロードバンドへの対応や、加盟店の売上・決済データを利用したASPサービスの提供などを予定しています。
 また、IPによる処理の高速化は、クレジットカード会社などの事業者にも評価されており、三井住友カード株式会社・ユーシーカード株式会社・株式会社ディーシーカード・日本信販株式会社・株式会社クレディセゾンが、IP対応の検討を開始しています。(敬称略:順不同)
 NTTデータは、IPへの対応と接続料金の改定により、クレジットカード・キャッシュカードのICカード化によるデータ量の増加に対応し、より高速かつ低価格な決済ネットワークを提供することで、平成14年度中にCAFISの月間取引件数1億件突破を目指します。


注1 ネットワークを介してコンピュータ同士が通信を行う上で、相互に決められた約束事の集合。通信手順、通信規約などと呼ばれることもある。
注2 Internet Protocol。インターネット上でのデータのやり取りで標準として使用される。OSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)に位置し、アドレッシングやルーティングの方法を定義している。
注3 加盟店-CAFISセンタ-事業会社間の接続において広域IP通信網を経由して構築される仮想私設通信網(Virtual
Private Network)のこと。
注4 ITU-Tが勧告した, 公衆データ網に専用線で接続されたパケットモード端末のDTE/DCEインターフェイスの規定. 物理層・データリンク層(LAPB)・ネットワーク層(PLP)がそれぞれ規定されている。
注5 IP手順・ディジタル64kbpsで接続の場合のCAFIS処理時間。
注6 CAFISHi手順(CAFIS独自手順)・9600bpsで接続の場合のCAFIS処理時間。

(注5注6 −CAFIS処理時間の考え方−)
【図】
注7 NTT地域会社が提供する、ADSLによるデータ通信専用の常時接続サービス。速度は下りが最高8Mbps、上が最
高1Mbps(ベストエフォート型)。


*CAFIS®は株式会社NTTデータの登録商標です。


別図1 「CAFISシステム構成図」
別表1 「CAFIS接続基本料金表(ディジタル64Kbps)」


本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネス開発事業本部 カード決済商品企画担当
國枝・横田・小出
TEL:03-5484-4311

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